2015年の振り返り ~変化を求めて

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2015年も最終日となりました。

東京ビックサイトから戻り,一息ついています。今年も年越しは笑ってはいけないになりそうです。

さて,この2015年というのは自身にとってとても悩み深い毎日でした。少しだけ振り返ってみようと思います。

■30代として最後の歳

筆者は来年2016年に40歳を迎えるので,この2015年は30代としては最後の年です。来年40代だなと意識した瞬間に「30代最後の歳をこのまま生きて良いのか,40代をどう過ごすべきなのか」という悩みが芽生えました。30代最後の歳を変化の年とし,年齢的な区切りである40歳を新たな気持ちでスタートするか,それが今年最初にひとつの命題でありました。

ベタですが,孔子の言葉が心に刺さります。

子曰,
吾十有五而志于学,
三十而立,
四十而不惑,
五十而知天命,
六十而耳順,
七十而従心所欲,
不踰矩。

とうてい不惑の域には達していません。迷いだけですね。

また,ウィリアム・オスラーの格言もあります。

25歳まで学べ。40歳まで研究せよ。60歳までに完成させよ。

研究を経て完成するための時期になるにもかかわらず,そういった準備ができている実感がありません。

あらゆる意味でこれまでの人生を振り返り,やり残し無きよう,また,自身に変化を促さなければならないというのが今年(2015年)の正月に感じたことでした。

■地元貢献への取り組み

30代最後の歳を過ごすにあたり,これまでにやり残していることはないかと考えました。そこでまず思いついたのは「地元長崎への貢献」でした。その結実が長崎Software Quality & Development Gathering 2015 です。

【開催レポートリンク】長崎 Software Quality and Development Gathering 2015
 去る2015年8月12日,長崎ブリックホール(長崎市茂里町)にて勉強会イベントを開催しました。半年ほど前に「何らかの形で地元貢献したい!」と考え至りまして,長崎IT技術者会をFacebookグループで立ち上げ,そのフラグシップ勉強会イベントとして具現化すること...

開催に至るあれこれについては過去の記事にて触れていますが,祖母が無くなったことを契機に「これまでお世話になってきた方々や地域にご恩返しをしたい」という想いが強くなりました。

4月に長崎IT技術者会を作り勉強会を実施,沢山の方のご協力をいただいて8月にて地元長崎現地にて勉強会イベントを開催することができました。その後も勉強会を重ねて,年内を沢山の実績を作ることが出来ました。

長崎IT技術者会
# 長崎IT技術者会とは 長崎在住および出身,興味があるIT技術者を中心とした交流グループです。 ソフトウェア品質技術やソフトウェア開発技術の話題を中心に,オンラインや長崎をはじめとした全国各地での勉強会,ゆるいオフ会などで交流します。どうぞお気軽に...

また,SIGという形で「マインドマップ本読書会」を開催中です。これはメンバから声が上がった活動で,基本的にはSIGリーダーに活動運営をお願いしています。頑張って運営していただいているおかげで,とても密度の濃い活動が行われています。

このように地元貢献の想いから始まっている長崎IT技術者会ですが,長崎に少しでも縁があれば参加できる会という運営はこのままで,また,無理しない緩やかさを維持しながら活動し実績を重ねていければと考えています。

■勉強会スタートアップへの支援

地域支援ということで,これから勉強会をやりたいという方へのスタートアップ支援にも取り組んできました。

自身も勉強会を実施してみたいけれどやったことがないという方の相談に乗る形で企画から運営,活動まとめについてアドバイスしたり実際に手を動かしたり,手配を協力したりです。いくつかは来年に延びてしまいましたが,いくつかは年内に実際に開催され,無事スタートできています。

この支援は1つの問題意識から行っています。
世の中の勉強会を眺めていると,主催者や発表者が固定化されているような印象を受けています。また,所謂“常連”が幅をきかせたり発表の機会を独占してしまうと,次代を担う後進が経験を積む場がなくなり,人材は先細りしてしまうでしょう。その問題意識から,「やりたい!」と考えている方に対して,小さい場であっても実戦の機会の総量を増やしていくことに取り組んでいます。これは来年も引き続き取り組んでいきます。

なお,この支援活動については基本的に名前を出さないことをポリシーとしています。これはデビューする方やスタッフにこそ光が当たるべきだと考えているからです。実際に情熱を持って活動している方々に適切に光が当たることで,当人がやりがいと得たり,別の機会を得たりということが起こります。そういうことを促すために,支援者は支援者として影に徹するのがよいという考えでいます。また,支援者として名前を出すことは自己顕示と思います。それは好みません。

今後,もしデビューしたいけれど勇気がないとか,スタッフとしての経験を積んみたい,まだ何かわからないけれど活動していきたいんだ!という方はお気軽にご相談いただければと思います。ソフトウェア開発を一緒に楽しくしていきたいです。

■SQuBOK V2 読破会のモデレート

SQuBOK V2 読破会はもともとは所属のグループSNSで持ち上がった企画です。このSQuBOKはとてもよいBOKなのですが,BOKであるが故に書物として読むのはとても大変です。以前SQuBOKの読者の方から「品質にかかわる立場でSQuBOKを読破していないなんてあり得ない」とお聞きしたことがあります。あり得ないというのは少々言い過ぎとは思いますが,確かにそれほどきちんと読まれていないことは残念に思います。そういったようなことからSNSにて「読破してみたい方,いっしょにやりましょう」と呼びかけて活動を始めました。

この活動は月一定例会として1月に始め,ちょうど1年の12月の定例会にて読破を達成できました。メンバー全員がとてもモチベーション高く取り組み,抜群のチームワークを醸成して楽しく読破することができました。

このあたりについてはメンバからの提案で取り組んだAdvent Calendar にて触れていますのでご参照いただければと思います。また,こうして記録を残せたのは感慨深いなと思います。

■ソフトウェアテストについての部会活動

筆者はグループ会社横断のソフトウェアテストについての部会で主査を務めていましたが,その第一期を完遂することができました。JaSSTなどでの研究会活動やイベント運営のノウハウを自社だけでなくグループ横断の取り組みにフィードバックできたことは40代を目の前にしてとても良かったことですし,ほっとしています。どれだけ社外活動をしていたとしても,やはり同時に自社や関係にも貢献できないのはよくありません。

個人的にはメンターとして数人の方の論文指導をガッチリ取り組むことができてとてもいい経験でした。他社の方の事例の論文化を指導できるのはなかなか得られない経験でした。論文指導はその人の体験を仮想的に体験することでもありますから,その意味で同時にドメインの異なる複数の現場を体験できました。指導中に得られる情報は,それだけでも自分の視野を広げてくれたと感じています。

年度活動なので,現在第二期が活動中ですが,こちらも完遂できたらと思います。

■年末を迎えて

以上の事以外にも仕事関係で変化があったり私事で様々なことがおきたりしましたが,年初に考えていた“変化”ということについては予想以上に大きな成果が得られました。

その中でも考えの変化というものが大きかったと思います。それは主に読破会や勉強会活動の中で出会った人々との議論や会話によるものです。特に懇親会での会話はこれまで凝り固まっていた物の見方に変化を与えてもらっていて,正直1月の時点と10月時点ので考えは結構変わっていて,それが40代はどう過ごしていくかということに迷いをもたらしました。ですがその迷いこそが変化ということでもあります。

人との出会いが自分を変えると言うことを再認識した年末でした。
そして,30代の最後に再認識できたことがとても良かったと思います。それだけでこの1年は価値があったと確信しています。

■来年は健康第一

ただしこの1年は8月に酷い蕁麻疹になってしまったり,12月に体調をひどく崩してしまい,とても不本意な年越しとなってしまいました。来年はリカバーと奮起の一年と位置付けて,もう一度初心に戻って取り組もうと思います。そして40代として,変化を実戦するということに取り組んでいけたらと思います。

■おわりに

今年も多くの方に大変お世話になりました。
来年も歩みは遅くても頑張っていこうと思いますので,ご指導ご鞭撻いただければと存じます。

では,良いお年を!

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