ソフトウェア品質シンポジウム2009(1日目)

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先週の木・金はサイトの更新がなかったのですが,この二日間は日科技連SQiP主催のソフトウェア品質シンポジウム(SQiPシンポジウム)に参加してきました。
ということで,非常にざっくりですが,振り返ってみようかと思います。
一日目は以下を聴講。

  • 「プロセスと改革とリスクのバランスを取る」Mark.C.Paulk(カーネギーメロン大学)
  • 「記述漏れと曖昧な表記の防止を目的とした要件定義書の第三者品質スコアリングに向けた試み」大杉直樹(NTTデータ)
  • 「要求仕様書におけるテストエンジニアの視点を生かした欠陥出力方法の提案」近江久美子(TIS)
  • 「チケット駆動開発:BTSでExtream Programmingを改善する」小川明彦(NRIネットワークコミュニケーションズ)
  • 「『根本原因』の壁を破る」金子龍三(プロセスネットワーク)
  • 「SIG:テスト改善」

■「プロセスと改革とリスクのバランスを取る」Mark.C.Paulk(カーネギーメロン大学)
Paulkさんの話は思ったほどCMMI万歳な話じゃなくて良かったですね。創造性とリスク回避のバランスの話は聴講者にとっても参考になったのでは。ただやはり文化の違いがあるので,講演者と聴講者の距離感は微妙なものがあった印象。
■「記述漏れと曖昧な表記の防止を目的とした要件定義書の第三者品質スコアリングに向けた試み」大杉直樹(NTTデータ)
大杉さんの発表は要件定義書の記述漏れについてのスコアリングの取り組み。
私は要求や要件の分野は門外漢なので,純粋にベーシックな勉強をさせてもらった感じです。IEEE830とか調べてみよう。
■「要求仕様書におけるテストエンジニアの視点を生かした欠陥出力方法の提案」近江久美子(TIS)
昨年のSQiP研究会テスト分科会で研究された内容。3月の発表会で発表され,賞をとった研究ということで,今回の発表となったようです。
提案されたプロセス自体はいいと思うのですが,「テストエンジニアの視点」という部分の議論がまだまだ足りていない印象があります(発表を聞いてもモヤモヤっとしている)。逆にいえば,さらにそこの議論が深まればいいものになるのではと思います。
とはいうものの要求仕様書分析表はある一定の効果はあると思われるので,Wモデルを目指している組織はとっかかりとして取り組むといいのではないかと思います。
■「チケット駆動開発:BTSでExtream Programmingを改善する」小川明彦(NRIネットワークコミュニケーションズ)
「タスクカードを張る場所がないので電子化しました」としか聞こず,XPを改善というのは言いすぎのような。タスク→構成管理(狭義)をしたいのであれば,そもそも構成管理(広義)を導入したほうがスマートなような気がします。
■「『根本原因』の壁を破る」金子龍三(プロセスネットワーク)
金子さんの話は因と縁の違いがとても参考になりました。終始漫談調でお話しされたのですが,歯に衣着せず,皮肉もおりまぜながらという感じでたくさん笑わせていただきました。しかし,当然のことながら示唆に富むお話で大変勉強になりました。
初めて金子さんのお話を聞かれる方はその圧力というか勢いに圧倒されていたようでしたね。私も初めて会話した時は面食らったなぁ。そのマシンガントークについていくのが大変でした。
■「SIG:テスト改善」
SIGはテスト改善に参加。純粋な参加者として参加したはずなのに突然リーダをせいと堀田さんに言われ,「テスト結果を他に生かす」というテーマのグループディスカッションのリーダをさせていただきました。まぁこのグループは人数が少なかったこともあり,活発で密度の濃い議論ができたように思います。具体的に,いろいろ考えてみようみたいな話もあったし,今後アイデアを練りたいなと思ってます。しばらくTAMEのことは放置気味だったのですが,ヒントになるかもしれない。ある程度進んだらどこかで公開したいなと考えています。
二日目はまた明日に。

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