読書のコツ・・・的なもの

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先日,友人と以下の会話。

友人「いやー先日○○とかいう本読んだんですけどね,全然役に立たないですよ。」
私「え? でも間違ったこと書いてないんでしょ?」
友人「そうなんだけど,よくわからないし,現場に合ってないよなぁと。」
私「それってさー,たんに本の読み方が悪いんじゃないの?」

本というものは,そこに書かれていることをちゃんと理解することは難しいことです。
おそらくこの人は何も考えずにさらりと目を通したにすぎないのでしょう。
考えなしには技術書の類の本はそう簡単に読みこなすことはできません。

じゃぁ,どうすれば読みこなせるでしょうか。

私自身読みこなすということはなかなかできていないと思いますが,少しでもちゃんと読めるように以下のようなことを心がけています。
先に登場した友人に話したところ実践して効果があったということなので,シェアしてみようと思います。
ただし,万人に効果があるかというとそれは違うかと思いますのであしからず。(^-^;

1.前書きからコンテキストを理解する
前書きには大抵の場合,著者がどういう背景からこの本を書いたのかが記されています。
また,その本を角にあたっての著者の狙いや想いが記されています。
つまり,前書きというものは,その本のコンテキストが示されているものと理解するとよいでしょう。
ですから,前書きをしっかりと読まずに本を読むのはコンテキストをあわせないままに読んでいるのと同じことになり,当然のことながら理解度は下がることでしょう。

2.目次で本の骨格を理解する
前書きを読んだ後ぱらぱらと目次ページを飛ばさないでください。
目次は本のアウトラインのようなもので,本の概観をつかむには持って来いです。
また,目次に登場する単語は本におけるキーワードであることも多いようです。
全体概観とキーワードを理解しておくと,本を読み進めることと内容を理解することがぐっと楽になります。

3.帯のコメントを確認する
本には時々帯が付属していることがあり,識者による一言コメントが掲載されています。
このコメントは識者である他者がどのような点をおすすめしているかの情報です。
識者がどこに注目したかを意識すると他者の視点を得た状態で本を読むことが出来るでしょう。(ただし,その視点に引きずられないように注意が必要です)

以上により,本のコンテキストと概観とキーワードが頭に入った状態で本を読むことができますので,理解が進みますし,著者の望まない読み方をすることがなくなります。
また,他者の視点を得ることで,複数視点からの文章を眺めることができます。

内容を読む前に一手間かけることで読書の質がぐんと上がりますので,是非皆様も試してみてくださいね。

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