SQuBOK V2 読破会で Advent Calendar 2015 !

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気がつけば2015年も12月となりました。
街に出ればクリスマスツリーが競うように建ち並び,クリスマスソングが流れています。
月日が流れるのは本当に早いものですね。

早いといえば,SQuBOK V2 読破会 の活動も一年を迎えることになります。
2015年1月に月に一度の定例会の初回を迎え,この12月でSQuBOK V2 を読破の見込み,つまり活動が一区切りということになります。その区切りを飾ろうと Advent Calendar に取り組むことになりました。クリスマスまでメンバが交代で記事を書いていきますので,どうぞお楽しみ下さいませ。

さて,この初日ですが,そのSQuBOK V2 読破会 の活動について簡単に紹介したいと思います。

■SQuBOK V2 読破会 とは
SQuBOK V2 読破会 とはその名の通りSQuBOK V2 を読破しようという会です。
すでにSQuBOKをお持ちの方はよくわかると思いますが,カタログであったり辞書であったりというような趣であり,おおよそ読み物として楽しんで読む類いのものではないと思うことでしょう。ただ,これだけソフトウェア品質技術を多数,ぎゅっと凝縮して,(厚いとはいえ)コンパクトにまとめられたものはありません。
ですから,月並みな表現ですが「ソフトウェア品質技術」の宝石箱のような本と言えましょう。

そうしたSQuBOK V2 ですが,勉強になるとはいえ読み物ではありませんから読むのは一苦労です。いつしか重しになりそうですがそれではもったいない・・・

というわけで,1人だと途中で挫折してしまう読書も何人かで集まって読書会をやれば読破できるのではないか?ということで,SQuBOK V2 読破会 が誕生したわけです。

■どのような活動?
活動は月に一度の定例会です。

  1. おさらい,連絡
  2. 今月の一冊紹介
  3. 音読による輪読
  4. 懇親会

まず最初に前回までのおさらいや活動の連絡事項を周知します。その日は何ページから読み進めるかや何かの活動に対する提案について相談をします。

次に今月の一冊紹介ということで,各自がこの一月に読んだ本でオススメのものを紹介します。普段自分が読まないような書籍も他のメンバーから紹介され,そういった範囲外の書籍を知ったりそれを実際に読むことで新たな知識の獲得ができます。
これまでに実に100冊近くが紹介されていて,これはある意味SQuBOK V2 読破会 がおすすめする100冊,みたいなものなのかもしれません。

そしてメインの輪読です。ここで大切なのは一字一句読み飛ばさないように「音読」をするということです。個人による読書は黙読となりますが,このとき,どうしても読み飛ばしてしまったり斜め読みしてしまったりして,折角の内容が頭にはいってきません。音読では読書から逃げようがないので,つまりすべての内容が頭に入ってきます。また,怠け心が出そうにもなりますが,輪読なのでそれも制限されることになります。音読は喉が疲れたりするのですが,口が動くことで脳も活性化されていますから,黙読の何倍もの勉強になっているのではと思います。また,頭から飛ばさずに読んでいきますので,自分の興味が薄いところもしっかりと読むことになります。よい効果しか無いように思います。

ある程度の塊で読んだら,そこで議論をします。ここはこうではないのではないか,こういったことも書いてはどうか,参考文献にこれを追加したい,など記述をよりよくするためにはという観点でディスカッションをします。もちろん興味ごとに寄った議論も発生するわけですが,わかりやすいわかりにくいという単純な議論にはしません。

ちなみにtypoも見つかることもあり,それらは策定部会にフィードバックさせていただきました初刷りから二刷になって,typoの修正に貢献ができたことはメンバのモチベーションを高めました。

最後に懇親会です。
議論を踏まえてさらに自由な議論をすることで,より頭に叩き込んだり,さらに発展的な議論をすることができます。もちろんメンバーの交流にもなり,今では素晴らしいチームワークが醸成されています。

■SQuBOK V2 読破会 Advent Calendar 2015 !
SQuBOK V2 読破会では活動の区切りとなるこの12月に Advent Calendar 2015 に取り組みます。
これまでの定例会にてメンバー達は様々な品質技術を知り,議論を通して知見を深めてきました。その成果を記事という形でアウトプットしていきます。

メンバーそれぞれの個性を持った記事を,どうぞお楽しみ下さい!

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コメント

  1. […] この会は、有志何人かが集まってソフトウェア品質知識体系ガイド -SQuBOK Guide-(第2版)を読み、議論し、より良いソフトウェアを創造していくための足がかりを得るものです。そこら辺の概要は1日目の記事を参考にすると良いでしょう。 […]

  2. […] 、 「ソフトウェア品質知識体系ガイド(第2版)」(以下「SQuBOK」)を読んできました。 活動の内容等は、12/1のいけどんさんのポストを参照いただければと思います。 http://swquality.jp/?p=178 […]