予約していたことをすっかり忘れていたレトロフリークが年末に届きました。
ようやく開封できたので,設置がてら簡単に紹介してみたいと思います。
■レトロフリークとは
レトロフリークとはサイバーガジェットから発売されている,レトロゲーム機の互換機です。
[blogcard url=”http://www.cybergadget.co.jp/retrofreak/”]
価格 | 20,000円 22,000円(コントローラーアダプターセット) |
対応機種 | ファミリーコンピュータ スーパーファミコン/SNES ゲームボーイ ゲームボーイカラー ゲームボーイアドバンス メガドライブ/GENESIS PCエンジン/TurboGrafx-16 PCエンジン スーパーグラフィックス |
付属品 | コントローラ ACアダプタ HDMIケーブル(1m) カートリッジアダプター コントローラーアダプター(コントローラーアダプターセット版のみ) |
備考 | 追加機器としてギアコンバーターが発売予定 (ゲームギア/セガ・マークIII/SG-1000のゲームに対応) |
1台でレトロゲーム11機種に対応するほか,レトロフリークはHDMIにて出力があるためレトロゲーム機とTVの間にアップルケースコンバータを入れる必要もなく手軽です。本体も小さいので置き場所にも助かりますね。
■箱の外観
では開封する前に箱の外観を見ておきましょう。
まずは表面です。
次に側面です。内容物と対応機種,コントローラーアダプターについての説明があります。
裏面です。本体のスロットや端子,接続図が説明されています。
■設置!
早速設置です。初期設定等はそんなに難しくないので割愛しますが,初回起動時にいくつかの設定があります。設定が終わるとホーム画面が表示されました。(起動時は画面が出てくるまで少々時間がかかるようです)
次に目の届くところに置いてあった,メガドライブのファンタシースター4を刺してみると無起動しました。
また,無事プレイも可能でした!
これ以外にも手持ちの数本を試してみましたが,今のところ問題なく起動しています。
■当時を偲ぶならばコントローラーアダプターがあったほうが良い
レトロフリークは筆者はamazonの限定カラーかつコントローラーアダプターセットを購入しました。
レトロフリークには標準でSFCコントローラーに似たコントローラーパッドが一個ついてきますが,PCEやMDではまったく雰囲気が出ません。このため,そもそもレトロフリークを買うくらいのレトロゲーマーの方は合わせてコントローラーアダプターも購入するのが吉でしょう。このアダプターがあれば,PCEやMD等のコントローラーパッドを接続することができます。これで,あの使いにくいMDパッドでソードオブソダンに挑戦することができますよ!
■接点復活材は買っておけ
レトロゲーム機のカートリッジは例外なく端子が汚れていたりさび付いていたりします。それらを不用意にレトロフリークにセットしようものならば刺すのも大変抜くのも大変というか抜けねぇという事態に陥ります。以前の他のサイトのレビューを見ていやいやそんなことはないだろう大げさすぎじゃ?と思っていましたが,試しに何の手当もせずに刺したらカートリッジ壊れるんじゃないかと冷や汗が出るくらいに抜くのに苦労する事態に陥りました。
というわけで,他のカートリッジは指す前に接点復活材で接点をクリーニングしてみました。今回はサンハヤトの接点復活王を使っています。直接カートリッジの端子に吹きかけず,綿棒に染み込ませてから端子を掃除しています。
まぁ,なんてことでしょう,こんなに真っ黒に!
カートリッジの端子は経年でひどく汚れてしまっています。これだけ真っ黒になるくらいですから,レトロフリークのスロットとの摩擦は大きくなるはずで,そりゃ抜けなくりますわ・・・
このあともう少し念入りに接点の掃除を行い乾燥させます。ついでにレトロフリーク側のスロットも同じく接点復剤にてコーティングしておきました。この接点復活剤には酸化防止剤も含まれていますのでメンテナンスの一環です。
さて,乾いたら抜き差ししてみましょう。そうするとさっき苦労していたのがアホらしくなるくらいにサクサクと抜き差しできるようになりました。ほんとさっきの苦労は何だったんだ。。。
という訳で,レトロフリークを買う際には合わせて接点復活材は必須で買っておきましょう。そうしないとえらく苦労します。
■MicroSDカードも買っておけ
レトロフリークはMicroSD(最大32GB)を刺すことで,ソフトのインストールが可能となります。MicroSDを刺した状態でカートリッジを刺すと「インストールしますか?」と聞かれます。そこではいと答えるとカートリッジの内容が取り込まれ,以降はカートリッジを刺さなくてもレトロフリークのみのでソフトをプレイ可能になります。これでいちいちカートリッジを差し替える手間がはぶけて快適です。
ですが,手間が省ける以上に重要なことがあります。レトロフリークは開封時,本体とカートリッジアダプターが接続された状態で箱に収められています。ですのでそれで本体と認識しがちですが,分離することができます。この分離できるのが重要で,分離することにより本体のエアフローが確保でき熱暴走が押さえられます。
下の赤いほうが本体で,上にあるのがカートリッジアダプターです。本体側には排気用のスロットがあることがわかるかと思いますが,カートリッジアダプターと接続することでふさがれてしまいます。このため,カートリッジアダプターと接続したままゲームをプレイすると排熱できず熱暴走が発生して落ちてしまうようです。このため筆者は本体へインストール後,本体からゲームを起動してプレイしていますが,これだと熱暴走は起きないようです。
できれば32GBのMicroSDを用意しておくのをおすすめします。
■おわりに ~思い出が蘇る!
年末年始に実家に戻ると,「おわっ懐かしいな!」と昔のゲームソフトを発見することがあると思います。それを懐かしんでプレイしようにもレトロゲーム機はそのままでは現在のTVには接続することができません。レトロフリーク(や他の同じような互換機)であれば気軽に昔のゲームを遊ぶことができ,懐かしむことができるでしょう。
筆者も昔のゲームをいくつか遊んでみましたが,当時の思い出が蘇ってきてなんとも言えない気持ちになりました。瞬時に子供のころに戻れますので,自宅に昔のゲームがある方は購入してみてはいかがでしょうか。