USDM・XDDPを学ぶために持っておきたい5冊 +1冊

USDM・XDDPを学ぶために持っておきたい5冊 +1冊

先日NaITE長崎支部の定例会後の懇親会でプロジェクト管理・タスク管理の話から,要求の表現や派生開発の話題になりました。 昨年開催した4th長崎QDGでスペシャルセッションに古畑さんに登壇いただきましたが,その際XDDPについても触れられ,実行委員の一人が紹介された2冊の書籍を即買いしたということでした。その後積読化してしまっているのでしっかり読み直そうと思っているところだということですが,懇親会に参加していたメンバーが自分も要求表現に関心があるということで,そ次回の定例会までに清水吉男氏の「 要求を仕様化する技術・表現する技術 -仕様が書けていますか?」本を読んでくるということになりました。おそらくですが,これをきっかけに氏のもう一冊の本である「「派生開発」を成功させるプロセス改善の技術と極意」も読むことになるのかなと想像しています。(といいますか,それをお勧めしたい) ということで,本来であれば長崎QDGの初回でも登壇しただいた清水氏の講演などをあわせてお聞きできればよいのですが,皆様もご存じの通り急逝されておりましてそれはかないません。現在においては氏が直接残した書籍や記...

ThinkPad トラックポイント キーボード II を購入しました

ThinkPad トラックポイント キーボード II を購入しました

PCでの仕事の生産性を大きく左右するのは,モニタ・キーボード・マウスといったヒューマンインタフェースです。今回,数年ぶりのキーボードの更新をしました。 購入したのはLenovoの「ThinkPad トラックポイント キーボード II」です。 今回入れ替え対象となったのは「Razer BlackWidow Chroma」です。その前はIBM時代のThinkPadキーボードを使っていましたが,久しぶりにメカニカルなキーボードに戻るかと思って導入したものです。当初は打鍵感は気持ちよく満足していたのですが,Windows10 にOS移行したあとは,頻繁にUSB接続が切れたりして困ることが多くなりました。また,ずっと感じていたキーピッチも違和感が強くなりました。また,デスクトップPCを廃止してノートPCをメインマシンにした結果,テンキーが邪魔に感じるようになってしまいました。 新規キーボードの導入は昨年年末くらいから考えていてすぐにでも買おうと思っていたのですが,Thinkpad トラックポイントキーボードの新型が出るとの報に一日千秋の思いで発売を待っていました。日本語版の発売が始...

ASTER出張セミナー in 長崎 で講師を担当しました

ASTER出張セミナー in 長崎 で講師を担当しました

2020/2/1(土)に長崎県長崎市で開催された「ASTER出張セミナー in 長崎」で講師を担当しました。 このセミナーはASTERセミナー標準テキストを使用して開催したもので、私は1~2章の解説を担当させていただきました。 第1章は「テストの基礎」、第2章は「ソフトウェアライフサイクル全体を通してのテスト」ですが、当日は特に第1章に時間を多く割いて解説させていただきました。今回の参加者には、これからIT業界を目指すであろう学生の方が参加しており、プロの開発とは品質に対して大きな責任を持つことになることをしっかりと伝えたかったからです。ASTERセミナー標準テキストはベースにしつつも、スライドを何枚か追加して解説しましたが、伝わっていればいいなぁと願います。 さて、この資料を使って解説したのは今回が初めてだったので、多少の不安があったのですが、終わってみれば初めてにしてはまぁまぁだったかなと思いました。そして喋ってわかったことは、この資料がうまくまとまっているなぁということ。講義資料として、その展開や内容の粒度はちょうどよかったです。そのうち社内でも使った講義を行ってみ...

ASTER標準テキストが更新されました

ASTER標準テキストが更新されました

本日、NPO法人ASTERより無償公開されているASTERセミナー標準テキストの最新版が公開されました。 最新版はver3.1.1となっており、更新内容は偽陽性・偽陰性の説明の修正とのことです。 本資料は2020年2月1日に開催予定のASTRE出張セミナー in 長崎でも利用予定です。

【参加案内】2020/2/1(土)「ASTER出張セミナー in 長崎」

【参加案内】2020/2/1(土)「ASTER出張セミナー in 長崎」

来る2020/2/1(土)にCO-DEJIMA(長崎県長崎市)で「ASTER出張セミナー in 長崎」を開催することになりました。 日時 2020年2月1日(土) 12:30 ~18:30(予定) 場所 CO-DEJIMA(長崎市) 主催 NPO法人ASTER 共催 長崎IT技術者会(NaITE) 後援 公益財団法人長崎県産業振興財団 このセミナーはNPO法人ASTERの教育事業の活動のひとつで、これまで青森を始めとして開催してきました。ASTERから無償公開している「ASTERセミナー標準テキスト」を使用して開催するものです。 当日の講師は、秋山浩一さん(3・4章)と松谷峰夫(5・6章)さん、私(1・2章)で担当いたします。ASTERセミナー標準テキストをベースとして、講師それぞれの経験から解説いたします。 これまでテストを体系的に学んだことがない、日頃テストで悩んでいる、テストを学びなおしたい、現在のテストの潮流などを知りたいといった方を始めとしてテストに興味があればどなた...

【書籍】ソフトウェアテスト技法練習帳 ~知識を経験に変える40問~

【書籍】ソフトウェアテスト技法練習帳 ~知識を経験に変える40問~

本日「ソフトウェアテスト技法練習帳 ~知識を経験に変える40問~」が発売されました。 本書はJaSST東北で配布された資料を書籍化されたもので、40問の例題が掲載されています。 このような書籍はなかなかありません。具体的にテスト技法を身に着けたいという方はお手にとってみてはいかがでしょうか。 ただ、本書はシステムテストレベルでの設問がほとんどなので、コンポーネントテストや統合テストレベルでの設問を補完するために「ソフトウェア技術者のためのバグ検出ドリル」をあわせて準備することをおすすめしたいです。 ぜひ2冊揃えて問題を解いてみてはいかがでしょうか?

新年あけましておめでとうございます。

新年あけましておめでとうございます。

新年明けましておめでとうございます。 令和となり初めての正月を様々な思いを持ちつつ迎えました。 今年は様々にチャレンジができればと考えています。 まずは業務ではチームを軌道に乗せること。なかなか苦戦に苦戦を重ねているのですが、チームメンバーのために少しでもと思っています。実行主体のテスト活動を、戦略・設計主体にシフトするため、カルチャーの違いを乗り越えながら。ただ、すごいパワー使いそう。 社外活動方面では、一番大きいものとしてはSQuBOK V3 でしょうか。 昨年はあれこれ胃を病みそうな思いもしましたが、ラストスパートがんばりたいですね。 あと、テストの本を書きたいな。テストの技術というよりは、テストという仕事を実務としてうまくやるためのあれこれとか。これは同人誌とかそういったものでもいいと思っています。多分商業誌としては需要が少ないのではと思うから。 キャリアについては、いろいろと考えています。 相変わらず出世というものに興味が薄いので職位を上げたいとか年収上げたいというモチベーションはあまりなくて、それよりは世の中に役に立つことをいろいろとやっていきたいと思っ...

はじめて勉強会に参加しようとするときに準備しておくこと

はじめて勉強会に参加しようとするときに準備しておくこと

先日「勉強会に参加してみたいがどうすればよいか」と相談を受けました。 いくつかアドバイスしたのですが、ひょっとすると他にも同じような方がいるかもと思い、記事を書くことにします。 まずはできることから始めよう 先ほどの「勉強会に参加してみたいがどうすればよいか」という質問を受けたとき、すでにヘビーに社外活動に参画したい人はその基準であれこれアドバイスしたくなるものですが、相談者がまだできない(か高難度な)ことをアドバイスと言いつつ要求するのは良くないことです。何事も順番ってのがあります。 これから社外活動を始めようと思い立った方は、影響された方に憧れてあれこれやりたいと思ってしまいがちですが、まずは階段を意識して1段ずつ登っていきましょう。 まずは、少し背伸びしたらできることから初めて、徐々に広げていくことをおすすめします。(もっとも最初から覚悟完了な方についてはそれ相応のアドバイスが適切なのでしょうが) まずは兎にも角にも参加してみる 個人的には、「まずは兎にも角にも一度勉強会に参加してみる」ということをおすすめします。先ほども書いたように、始めようと思った直後は期待...

JaSST’19 Hokkaido で講演させていただきました

JaSST’19 Hokkaido で講演させていただきました

去る2019年8月30日にJaSST'19 Hokkaido で講演の機会をいただき、札幌まで行ってきました。 JaSST Hokkaido はソフトウェアテストに関するシンポジウムで、今回は札幌市教育文化会館で開催されました。テーマは「マインドアップ ~テスト設計技法を知っていたら十分と思ってないかい?~」でした。 とても貴重な機会をいただいて得るものもたくさんでしたので、実行委員会へのフィードバック、自身の記憶に残したいなとBlogを書くことにしました。 打診から講演確定 実行委員から最初にお話しをいただいたのは、2月に開催したNaITEの勉強会の場でした。 「いけどーん、ねぇー、話さない?」 そんなやわらかい感じで打診いただきまして、基本的にはお声がけいただいたお話は断らないので「私でも貢献できる内容であれば喜んで~」とお伝えしました。 この時点では候補者は複数おられたようでしたが、最終的には、3月の「改訂新版マインドマップから始めるソフトウェアテストが4月に発売」というリリースが決め手になってご依頼いただきました。(4月にご連絡いただきました) まさかの...

派生開発カンファレンス2019の参加受付が開始

派生開発カンファレンス2019の参加受付が開始

ソフトウェアの派生開発に関するカンファレンスである、「派生開発カンファレンス2019」の参加募集が開始されました。 開催日は2019/6/20、場所は横浜開港記念会館。 基調講演は、経済産業省の和泉企画官。デジタルにより生活を変革していく「デジタルトランスフォーメーション(DX)」を推進していく上でのさまざまな問題認識や課題解決・競争力強化のための方向性を提示いただきます。 そのほか、経験発表3件や特別セッション、チュートリアルなど充実の内容を予定してします。派生開発に関心がある方は是非積極的にご参加下さい。 当日は私も実行委員として参加予定です。会場での交流や議論を楽しみにしています!  

WACATE2019夏の参加受付開始

WACATE2019夏の参加受付開始

ソフトウェアテストの勉強会合宿である、「WACATE2019夏」の参加募集が開始されました。 開催日は2019/6/15~16、場所はマホロバ・マインズ三浦。 今回は「納期半端ないって!」をテーマに抱え、テスト計画からレポート作成までの一連のテストプロセスを体験する内容とのこと。招待講演はLIFULLの中野 直樹氏。 テストに関心がある方は積極的に参加してはいかがでしょうか。 また、社内展開用にテキストも用意されていますので活用してはいかがでしょうか。

令和もよろしくお願いします

令和もよろしくお願いします

2019年5月1日を迎え、令和の時代となりました。 気分的に今年は元旦が二回も訪れたような気分ですが、不思議なことにどことなく区切りがついたように感じています。 平成はいろいろありましたけれども、おわりには、先日から等Blogでもお知らせしている通り、マインドマップから始めるソフトウェアテストを出版することができ、個人としてはよい時代の区切りを迎えられたのではないかと思います。 平成のうちにはいろいろと書籍に関わる機会をいただきました。 まずは初版のほうの「マインドマップから始めるソフトウェアテスト」。 これはソフトウェア・テストPRESSの記事がきっかけとなって世に出た本です。 マインドマップは今やテスト技術者の基本的なツールの1つとなりました。本書もその一助になったのではないかと思っています。 次に「ソフトウェア品質知識体系ガイド―SQuBOK Guide」。 この本は策定メンバーとして関わらせていただきましたが、まだまだ知識も経験もないなか、沢山勉強させていただきました。トピック執筆やレビュー、様々な議論を通して、広範な知識を得ることができましたし、先達の...

発売になりました! -[改訂新版]マインドマップから始めるソフトウェアテスト

発売になりました! -[改訂新版]マインドマップから始めるソフトウェアテスト

本Blogでも発売をお知らせしておりましたマインドマップから始めるソフトウェアテストですが、本日発売日を迎えました! 初版は初級者向けの書籍として講演会やBlog等で推薦図書として紹介していただくことも多く、またいくつかの団体では推薦図書選の一冊に加えていただり、さらに社内教育のテキストとして採用いただいているところもありました。ところが、流通在庫の減少により入手が難しくなってしまいました。絶版となってしまった以降は、中古本市場も高騰、著者としてはとても心を痛めていました。推薦して下さる方や未来の読者の方から再版を望む声をいただいておりましたが、再版は著者だけではどうこうできるものではなく、日々申し訳なさを感じていました。 ところが風向きが変わったのが昨年、読者の方々の声が出版社に届き、本日初版から約12年の時を経て、改訂新版としてお届けすることができました。本記事では、そんなマインドマップから始めるソフトウェアテストについて、改訂の方針などを簡単にご紹介したいと思います。 書籍スペック 書籍スペックですが、大きさは特に変更ありません。 ただ、若干ながらページ数が増量とな...

[改訂新版]マインドマップから始めるソフトウェアテストのチラシを公開しました

[改訂新版]マインドマップから始めるソフトウェアテストのチラシを公開しました

気がつけばマインドマップから始めるソフトウェアテストの発売もあと二週間となりました。 先日開催されたJaSST'19 Tokyo で告知用チラシを技術評論社様に配布していただきましたが,当日は多数の方にお手にとっていただき、ありがとうございました! その後、何人かの方から「電子データありませんか? 社内でも公開したいです!」というご要望をいただきまして、技術評論社様と相談いたしまして、チラシのpdfデータを公開&配布できることになりました! マインドマップから始めるソフトウェアテストのチラシ ご利用&転載などご自由にどうぞ! 是非ご活用下さい! ※なお,JaSST'19 Tokyo 当日に配布されたチラシと一部デザインが異なります。  当日に配布されたバージョンは限定版です。入手できた方はラッキーですよ!(^^

PlantUMLにマインドマップが追加

PlantUMLにマインドマップが追加

UML作成ツールとして有名なツールにPlantUMLがありますが、サポートしているダイアグラムにマインドマップが追加されました。 ちょっと見てみましたが、マインマップというよりはツリー図っぽい表現ですね。 ただ、今後のアップデートしだいでは強力な機能となりそうです。例えば、テスト設計もマインドマップとテストコードを一緒に置けるとかができそうです。 現在はβ版ということですが、正式リリースが楽しみですね。

マインドマップから始めるソフトウェアテストの改訂版が出ます

マインドマップから始めるソフトウェアテストの改訂版が出ます

数年前に絶版になりAmazon等で中古が高騰していた「マインドマップから始めるソフトウェアテスト」ですが、この4月に改訂新版を出す方向で動いています。今後、状況が進めば情報を出していきます。 というわけで、初版中古については高値でお買いにならないよう、4月まで楽しみにお待ちいただければ幸いです。 ※追記 2019年4月13日に発売が決定しました! スペックなどはamazonにも掲載されています!

JaSST’18 Kyushu で講演しました

JaSST’18 Kyushu で講演しました

2018年11月22日(木)に長崎県美術館にて開催されたソフトウェアテストのシンポジウム「JaSST'18 Kyushu」で登壇しました。 JaSST'18 Kyushu のテーマは「"実践1Day"同値分割の達人」ということで、プログラムもそれを意識したものとなっています。井芹久美子氏によるワークショップ「ワークを通してじっくり考える同値分割&境界値分析」でテスト設計技法の基礎的かつ最重要とも言える同値分割/境界値分析を基本から学べる内容で、初級者は勿論ベテランにおいてもあらためて技法を学び直せる機会であり、実際に熱心に手を動かしていました。それを受けた井芹洋輝氏による基調講演「品質・仲間・技術と向き合ってテスト設計技法の力を引き出す」は、無数にあるテスト設計技法をどのようにして適切に選択するのかを事例を交えながら解説でした。チームで力を合わせることが大切であるという主張には聴講者も響くものが多かったようです。 その後、実行委員による様々な取り組み事例が紹介されました。実行委員長を務める松谷峰生氏による「マンガを用いた業務教育アプローチについて」はタイトルが示すとお...

【参加受付中】3rd 長崎 Software Quality and Development Gathering

【参加受付中】3rd 長崎 Software Quality and Development Gathering

NaITE(長崎IT技術者会)主催の長崎 Software Quality and Development Gathering が2018年2月2日(金)に開催されることが決定し、現在参加募集中です。 今回の3rd長崎QDGはスペシャルセッションとして日本IBMの細川宣啓氏によるスペシャルセッション「ソフトウェア品質レビューの全て:生い立ちから先進技術まで」が予定されています。 そのほか技術セッションとしてデンソー技研センター古畑氏による「派生開発を考える ~新規開発との違いを理解しよう~」、長崎県立大学の日下部氏による「いろいろ使える(システム理論に基づく)セーフウェアのためのモデルSTAMPとその分析法」、日立製作所の金子氏による「チームで、長期間で、たくさんのソフトウェアを快適に開発し、価値を生み続けるためのエンジニアリング」が予定されているほか、NaITE-SIGによる「マインドマップから始めるソフトウェアテスト読書会第2期 活動成果のご紹介」「PSP活用SIG活動報告」が予定されています。 また、参加者によるLT(ライトニングトークス)セッションが予定され、盛り...

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