読者の方々へのご恩返しのつもりで始めた「マインドマップから始めるソフトウェアテスト Advent Calrendar 2015」も25日目,最終回となりました。
[blogcard url=”http://qiita.com/advent-calendar/2015/mmtest”]
■全25件の記事
これまでに書いた記事を(今回も含めると)リスト化すると次のようになります。
12 / 2 MM本が出版されるきっかけとテストPRESSの記事概要12 / 3 MM本のコンセプト12 / 4 MM本の全体構成とおすすめの読む順番12 / 5 MM本の勉強会 「マインドマップ読書会」12 / 8 マインドマップとテストとのちょっとイイ関係12 / 11 国内で実用化されているテスト要求分析技法12 / 13 マインドマップとの出会いなどなど12 / 16 マインドマップそのものの学習について12 / 20 MM本と関連する関連入門記事のご紹介12 / 23 [発表資料紹介] ソフトウェアテストにおける発想支援ツールの活用
こうして並べてみると壮観ですね。我ながら感慨深いものがあります。これら25件の記事は次の3種類に分けられます。
- マインドマップから始めるソフトウェア読書におけるポイントや補足
- テストやマインドマップについての書籍外の情報
- 著者によるマインドマップか始めるソフトウェアに関連する記事や発表資料
これからこのカレンダーを読もうと考えている方は,必要に応じて記事を選択していただくのが良いと思います。順番としては1→2→3の順番が良いと思います。情報としての難易度もそのように上がります。
■マインドマップから始めるソフトウェアテスト Advent Calrendar 2015を書き終えてみて
このカレンダーを書き終えての実感は「やってよかった」の一言です。その理由は以下です。
自身の考えを振り返るいい機会となった
執筆してから実に約8年が経つわけですが,書籍に書いたことはその当時の筆者の考えであったわけで,時間がたつと考えも変わります。今回の一連の記事を書くにあたって久々に書籍を通して読んでみたわけですが,考えがそのままであるものもあれば,補足したり修正したりするものもあったり,まるっと書き直したい個所もありました。書籍化してから24日の記事で紹介したTAMEベースでテスト分析設計手法を考え,また他の知識や技術を得る中で,8年前と変わっている考えを認識できたのは大収穫でした。
知識・経験の量を確認できた
いくら参照できる書籍があったとしても狭いテーマで25件の記事を一人で書くのは容易ではありませんでした。ですが,少なくとも25件の記事を書けるくらいには知識と経験が蓄積できているところを自己確認できたのは良かったです。自分の中にネタがなければ書きようがないでしょうから。
このカレンダーをきっかけに本に興味を持ってくれた人が現れた
なにせ8年前の書籍です。とても古い本となってしまいました。しかし,(自身で流した情報もありますが)このカレンダーの情報が少しはネット上に流れたようで,そこから本に興味を持ってくれた人もいらっしゃるようです。著者としてはなんだかんだでうれしいもので,記事を書き続けるモチベーションになってくれました。
自信となった
情報をどこからか借りてくるのではなく,参照しつつもほとんどを自身の考えと言葉で書き続けられたということは大きな自信を与えてくれました。筆者はこれまで人に比べると多くの書籍を読んできましたし勉強会等への参加回数も多いほうでしょう。それは一般的には良いことでしょうが,ともすれば頭でっかちで,知識を身を飾った,中身のない人になってしまう可能性も持っています。少なくとも今回のテーマではそういったことはないということが確認できました。また,正直25日を一人でやるのは途中でくじけそうにもなりましたが,自分の宣言通りに逃げずにやり遂げられたことも良かったです。
■おわりに
以上,最後は自身の感想を簡単に書いてみましたがやってよかったです。このカレンダーが皆様にお役立ちできていればこれほどうれしいことはありません。
ありがとうございました!