テストケース表現はバリエーションがある

 最近テスト技法について教える機会が多いのですが、その後話を聞くとなかなかテストが改善しないという話を聞きます。
どういったことなのかとよくよく話を聞いてもテスト技法の適用は間違ったことはやっていない。
そこでテストケースを見せてもらうと、これが良くない。そもそもテストケースとしてきちんと書けていないのです。

 そういった状況においてはどれだけテスト技法を覚えたとしても実際の業務で使えるもににはなりません。
実行担当者はテストケースを読んで実行します。そのテストケースの理解が難しかったり、そもそも成立していなかったら、テスト実行の品質は期待できないですから、結果としてテストは成立しないでしょう。

 例えば制御フローテストという技法を使う場合、フローグラフに線を重ねることでテストケースを表現する場合もあれば、デシジョンテーブルを使って表現する方法や手順ベースで書くこともできます。
どれが表現方法として適切でしょうか?

 多くの場合、組織でテストケース(リスト)の標準フォーマットが規定されていますが、それをそのまま何も考えずに使うとテスト技法とマッチせず、結果として非常にわかりにくいテストケースになってしまうということが起こります。
マトリクス表現を前提とするようなテスト技法に対して、手順ベースのフォーマットは適用が難しいかもしれませんよね。

 しかし、意外にテストケースの表現方法に関する議論は起こりません。
テスト技法に詳しい人であっても、テストケース表現方法のバリエーションを持ってない場合が多いように思います。

 テストケースの表現の形式としてはざっと挙げるだけでも以下のようなものがあります。

 ・グラフ型
 ・手順型
 ・マトリクス型
 ・決定表型
 ・スクリプト型

 さらにそれぞれにバリエーションが存在しますし、組み合わせる場合もあります。
テスト実装を担当する人はこれをどれだけ知っているかがかなり重要です。

 このあたりについてはテストPRESSで「マインドマップからは始めるテストケース設計」という記事で少し紹介していますので参照してもらえるといいかと思います。

 テスト設計やテスト観点のモデリング、テスト技法の適用も確かに大切なのですが、最終的なテストケース記述がぐだぐだだったら台無しであるということは意識しておいたほうがいいです。

JaSST'13 Kyushu 参加受付中

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 来る11月1日に福岡にてJaSST'13 Kyushu が開催,現在参加受付中です。また終了後,イブニングセッションが開催予定です。

★JaSST'13 Kyushu ソフトウェアテストシンポジウム 2013 九州「すべての技術者・管理者に夢と元気を!」
 http://jasst.jp/symposium/jasst13kyushu.html
 日 時: 2013年11月1日(金) 13:00 - 18:00 (その後イブニングセッション18:00 - 20:15)
 会 場: 福岡SRP(ソフトリサーチパーク)センタービル ももち浜SRPホー
 参加費: シンポジウム  3,990円(税込), イブニングセッション   無料
      ※イブニングセッションからの参加も可

 基調講演は榊原彰氏(日本アイ・ビー・エム)による「未来の話をしよう。」
社会におけるITが今後どのように変化していくのか,その中でIT技術者がどのように振舞っていくべきか,その際の品質をどのように担保するかを,最新の技術や事例を踏まえて議論するとのことのです。

招待講演として細川宣啓氏(日本アイ・ビー・エム)による「これから"バグ"の話をしよう」,西康晴氏(電気通信大学)による「ちょっと明日のテストの話をしよう」の2件が予定されています。
また,きょん氏・イワノフ氏による事例発表が予定されています。

18:00からはJaSSTイブニングセッション?KAEDAMA?と題して,参加費無料のイベントが連続開催。
事例発表とパネルディスカッションが予定されています。JaSST'13 Kyushuに参加していなくても参加することが可能です。

品質向上や確保に悩んでいる九州地域の方は是非の参加をオススメします。

タイムテーブルについてはこちら。
http://jasst.jp/symposium/jasst13kyushu/timetable.html


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