マインドマップから始めるソフトウェアテスト読書補助ガイドの公開


2007年に鈴木三紀夫さんと共著した書籍「マインドマップから始めるソフトウェアテスト」ですが,2016年8月17日にNaITE(長崎IT技術者会)のマインドマップから始めるソフトウェアテスト読書会SIG殿から読書補助ガイドが公開されました。

マインドマップから始めるソフトウェアテスト読書会SIG
 「マインドマップから始めるソフトウェアテスト」の読書補助ガイド 第1.0版 を公開しま…

ガイドは無料でダウンロードが可能です。

本の補助ガイドというか,この資料だけでも十分に入門資料として役に立つと思いますので,これからテストを学ぼうとしている方は参照してみてはと思います。原書については約10年前の本となるので内容としてはもはや入手困難となっていますので,その代替ともなるかと思います。

本ガイドは非営利目的であれば,個人はもちろん企業内の勉強会でも利用可能ということなので,(無料ですし)是非ご活用いただくと良いと思います。

Agile Japan 2016 長崎サテライトでの講演資料を公開しました


 2016年7月30日(土)にメルカつきまち(長崎市)で開催した「Agile Japan 2016 長崎サテライト with NaITE」で講演してきましたが,公開用の講演資料が完成しましたので本日公開しました。

Agile Japan 2016 長崎サテライト with NaITE ※仮 (2016/07/30 12:00〜)
長崎でもアジャイろう! ということで,Agile Japan 2016 の長崎サテライトを開催することになりました! アジャイルに興味がある&これから始めてみようという方々に向けて鋭意検討中です! # ◆概要(検討中) 名称 : Agile Japan 2016 長崎サテライト wit...

 講演は「Are you ready? ~アジャイルプラクティスの実践と実感~」と題し,長崎サテライトのメインテーマである「スタートアップ」を意識し,興味はあるが何から手をつけたら良いかわからないとか,まさにこれからはじめるとことだ,というような方々に向けた内容としてました。

 始めに簡単にアジャイル開発についてのおさらいをし,アジャイル開発を導入するにあたって活用が必須となるアジャイルプラクティスについて,その導入のとっかかりとなる資料を紹介しました。また,いくつかのプラクティスについては初めて使ったときにどうであったかの実感を共同発表者のツノダさんにお話しいただきました。そして最後に導入前に考えておいた方がよいあれこれについて紹介しています。

 30分というとても短い時間であったため,内容はかなり絞り込んだわけですが,それでも熱心に聴講いただく姿が檀上からよく見え,感謝に堪えません。参加者のスタートアップにつながる情報が提供できていればと思います。

 Agile Japan 2016 長崎サテライト with NaITE については,公式レポートはTwitterまとめもありますので,そちらも合わせてご参照いただくと良いと思います。

Agile Japan 2016 長崎サテライト with NaITE 当日まとめ
「Agile Japan 2016 長崎サテライト with NaITE」のハッシュタグを中心に,当日の様子をまとめました。

 

CPM法はそれなりに大切と思うわけで


 Twitter等で「まともにテストできてないところはたいていCPM法だよねwww」みたいなことを見かけることがありますが,ちょっともやもやすることがあります。

 私はCPM法は「最低限やるべきテスト」としてそれなりに大切というか基本的な考え方と考えています。

 CPM法ってのは要求項目や仕様項目の記述のおしりに「○○できることを確認する」とか「○○であることを確認」みたいにテストケースを作るという”やっていることは塗りつぶしチェック”に近いわけですが,故に定義した要求や仕様のそれぞれが確実に最低1バリエーションのテストケースが実行されます。この場合テストとしての強度や充実度については,ドキュメントが相当テストのことを考えて書かれていない限り弱いことは明白なのですが,少なくとも一回はテストされているということで記述に対するテスト実行の網羅性は100%を達成することになります。要求項目や仕様項目に対するテストがありませんでしたみたいな話をそれなりに聞くことがありますが,それは解決できるわけです。だって最低一回はやりますから。

 また,CPM法をきちんとやると結果として要求項目や仕様項目とテストケースとのトレーサビリティが確保されるように誘導されます。だって,仕様項目に対してテストケースを紐付けしておかないとテストレビューで指摘されることになります。「ことを確認するテストが漏れてるじゃん!」ってね。でもこれって大切なことで,テストで基本的な考え方として抑えておかねばならない「バリデーション」を(程度はあるけど)フォローできるってことなんです。

 つまり,仕様書等に書かれていることはある意味まじめにテストされているわけですから,きちっとCPM法をやると要求や仕様ベースの品質はけっこういい線までいきます。この結構いい線までいったところで,さらに高い品質をもとめるためにテストケースを増やすためにテスト技法などが活躍します。基本的な品質を確保したところでテスト技法を活用して合理的にテストの強度や充実度,ある尺度における網羅性をさらに高めるわけです。テスト観点によるテスト分析設計技法を使おうが,要求や仕様について漏れなくテストするということが大切なことは変わらないわけで,そういった意味でCPM法はそれなりに価値がありますし,基本的なことなのだと思います。

 そんなことからCPM法はまじめにやれば結構役に立つので,雰囲気でCPM法wwwと使われている場合などにもやもやするんだろうなぁと思います。