SQuBOK Guide V3 電子版が発行されました

私も編纂に関わらせていただいたソフトウェア品質技術の知識体系「SQuBOK Giude V3」 は2020年11月に発行され書店にて販売中ですが、続いて電子版も販売開始となりました。

ソフトウェア品質にかかわる方はもちろん、開発にかかわるすべてのかたに手に取っていただきたいと思います。なぜならば、品質というものは全員参加で確保・作り上げていくものだからです。

すでに入手した方はご存じと思いますが、V2と総ページ数をあまり変えずに、新たなトピックを盛り込むなどしています。そのために、樹形図の見直しや記述のスリム化など全体にわたって手が入っています。

SQuBOKについては、V1→V2→V3で内容は大きく変遷しています。
V1では日本企業が作り出し積み上げてきた品質技術を世に知らしめるというコンセプトでした。なので、企業独自の技術も紹介されています。
V2では品質は開発技術領域に踏み込んで、多くの技術を追加しています。品質は開発にかかわる全員・全体で確保するものであるからです。
V3ではV2をベースに、新たなドメインに対する対応を盛り込みながら、全体の再構築を図っています。私の感覚では、今動いているプロジェクトに対して必要な知識体系を提供する、というものになっていると思います。
V3ではV1で紹介されていた技術(主に企業固有の技術)について、トピックから落としているものもあります。ですので、できればV1・V3をそろえておくとよいのではないかと思いますし、そうしてほしいなぁと考えています。

※いつの間にかV1ってKindle版が出ていたのですね。(ただしプリント・レプリカ版ですが)
 なお、紙版でよければ中古が50円程度で入手できるようです。