去る2015年10月30日に長崎IT技術者会第8回勉強会を開催しました。
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今回は「ソフトウェアテストことはじめ」と題して,開催しました。
■当日のアジェンダ
当日のアジェンダは以下です。
- 19:15 開会挨拶:長崎IT技術者会
- 19:20 セッション1:ソフトウェアテストことはじめ:藤沢耕助氏
- 20:00 ショートワーク:自分のテストスキルを測ってみよう:池田暁氏
- 20:20 全体ディスカッション:モデレータ:池田暁氏
- 20:45 閉会挨拶,後片付け
勉強会タイトルと同名のセッションとスキル測定についてのショートワークの二本立てです。
■ソフトウェアテストことはじめ
「ソフトウェアテストことはじめ」は藤沢さんの入社してからこれまでに取り組んだテスト技術に関するスキルアップをまとめたものです。
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一年目はWACATEに参加した経験を中心に,当時「なぜテストをつまらないと思っていたのか」について考察していました。二年目は開発の現場での経験とテスト設計コンテスト見学にて自身が持った疑問や焦り,そして気付きについて考察,そして三年目はプロセスについて考察しています。けっこう泥臭いことを扱っていたのですが,それだけに若手社員などに響くのではないかなぁと思います。藤沢さん自身これからさらに経験を積んでいく中で,今回のこの発表は3年目としてのいい振り返りになったのではないかと思います。
■自分のテストスキルを測ってみよう
藤沢さんに「スキルアップしよう!」というメッセージを発信していただいたところで,では参加者の皆さんはどういったスキル状態であるか確認しようとショートワークを実施してみました。
[slideshare id=54674977&doc=random-151103070729-lva1-app6892]
このワークでは「個人のスキルを測るために」という趣旨でTest.SSFを使っています。第7回勉強会でTPI NEXT の勉強会を開き,関心が高いことがわかりましたが,TMMiやTPIは組織やチームの成熟度を測るのには良いのですが,個人に適用するとフレームワークとしては重すぎます。Test.SSFではあればものの数分で自己診断をすることが可能です。目的によってこういった尺度は選択するべきですね。
今回はシステムテストレベルに限定して5分程度で自己診断してもらいましたが,参加者それぞれに気づきがあったようです。その後のディスカッションではざっくばらんに個人のスキルアップやメンバにスキルアップしてもらうための悩みについて意見交換がなされました。最終的にはスキルアップについてのモチベーションを向上させるためにはというテーマになり,その後の懇親会にてさらに議論を深めました。それぞれにまだモヤモヤしていることもあるようなので,今後同様のテーマで勉強会を開催できればと思います。
■おわりに
ソフトウェアテスト技術のスキルアップをしたいと考えたとき,実はあまり情報がありません。ですのでそれぞれに悩みもがきながら取り組んでいます。このあたり,実際にスキルアップに取り組んできた人たちで,それぞれがこれまでどうやってきたかを発表いただくのはよいことかもしれません。今後また企画したいですね。