パーソナル無線の新規免許の受付および再免許の受付が終了

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パーソナル無線の新規免許の受付,再免許の受付が終了になったそうです。

 平成23年12月14日に周波数割当計画が変更され、パーソナル無線の周波数を割当てることの出来る期限が平成27年11月30日と定められました。そのため、同日をもってパーソナル無線の新たな免許及び再免許の業務は終了しました。

そろそろコミケの時期になりますがその会場でハンディ機を見かけますね。バイクツーリングで活用している人もいるのではないかと思います。実はパーソナル無線は免許があれば利用できるでとっても利便性が良かったのですね。なので少し残念ではあります。(現在免許を持っている方は期限まで使えます)

さて,あれ?アマチュア無線とは違うの?という疑問を持たれた方もいらっしゃるかもしれませんね。アマチュア無線は国家資格であり,電波の発信には資格および免許が必要になります。

また,目的も異なり,パーソナル無線は「レジャーや小規模事業者等の連絡用」を目的とし,アマチュア無線は「アマチュア無線局は、無線技術に関する個人的な興味による通信や、技術的研究を行うことを目的としています。」アマチュア業務を目的にしています。

利用する周波数も異なります。パーソナル無線は900MHz帯(ノーマルバンド)が許されており,アマチュア無線は144MHz帯や430MHz帯を利用します。(アマチュア無線の利用可能バンドについては早見表を参照下さい。>http://www.soumu.go.jp/main_content/000329735.pdf

ここでお気づきですね,パーソナル無線は900MHz帯を利用しています。このバンドは携帯電話向けに割り当てられました。そのため,混信の恐れから今回免許の交付が終了ということになったわけです。パーソナル無線はその簡易性から非常に気軽に使えますが,電波法を犯してしまうこともありますので利用の際は気をつけて下さい。もっとも免許が交付されないので,利用することは難しいのですが・・・

実は筆者はアマチュア無線技士の資格を持っています。

高校時代に部活の関係でとったのですが,無線交信の世界はまさに世界が広がるという衝撃がありました。イメージしやすいところでは初めてインターネットを使ったときのような衝撃ですね。目の前がぱっと拓けた感覚は今でも忘れられません。まだまだ世界を知らない高校生にはとてもいい経験だったと思います。(ちなみに在籍時代にそのアマチュア無線部でインターハイコンテストを全国優勝したのですよ。もっとも自分はほとんど何もしていないのですが。)

アマチュア無線というと世間ではオタクのイメージが先行しているようですが,しっかりとした技術であり,その知識は仕事でもかなり訳に立ちました。具体的には,通信系のソフト開発でドメイン知識の基礎知識があったのは本当に助かりました。資格試験,しかも趣味の性格が強いものはあまり訳に立たないというイメージがありますが,まったくそんなことはないので,もし興味を持ったら積極的に取り組むと知識の幅が広がって良いのではないかと思います。

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