「マインドマップから始めるソフトウェアテストAdvent Calendar 2015」 の20日目です。
[blogcard url=”http://qiita.com/advent-calendar/2015/mmtest”]
19日の記事で,第II部の解説が終了しました。途中で挫折するんじゃないかと思うこともありましたが,ひとまず達成できてほっとしています。この本は先輩と若手の対話にて解説を進行していますが,本では書けなかったもっと基本的なことがあります。それについて紹介します。
※ご注意:本Advent Calendar はあくまで池田の個人企画です。
■新人注目! テストを極める最初の一歩(gihyo.jp)
[blogcard url=”http://gihyo.jp/dev/serial/01/test_newface/0000″]
これはgihyo.jpにて第6回で連載した,入社したての新人クンを対象とした記事です。マインドマップで始めるソフトウェアテストは入社したての新人クンにはまだ距離があると思っていました。ベテランや入社して半年たったくらいの方には当たり前だろうと思うことが,入社したてのころにはそのすべてが難しいことに感じますし,どう対応してよいかわかりらない方もいるでしょう。そういった方に特化した内容としてこの連載記事を書いています。あと半年もすれば,読者の皆さんの職場にも新人クンが配属されてくると思いますが,その時期に初めての仕事としてテスト作業を担当してもらう場合「とりあえず,まずこれ読んでおいて」という使い方をしていただければと思います。
内容については,マインドマップから始めるソフトウェアテストの第II部で示したテストプロセスを意識して書かれていますので,この記事を読み終わったのちにマインドマップから始めるソフトウェアテストを読んでもらうと第II部の内容を理解しやすくなるのではないかと思います。
■テストリーダへの足掛かり,最初の一歩(gihyo.jp)
http://gihyo.jp/dev/serial/01/vital_point/0000
この記事はテストリーダを目指そうという方向けにその足掛かりとなるような記事構成としています。先ほど紹介した記事と同様,技術がどうこうというよりは心構えだったり作業というものに目を向けてもらえるよう,意図的に技術は取り上げていません。技術についてはすでに良書がたくさんありますので,そちらで勉強いただければよいからです。
さて,この連載の章立てで気が付いたと思いますが,テストプロセスベースとなっています。マインドマップから始めるソフトウェアテストは初級者向けの内容ということもあり,あまり管理的な側面については書かれていません。従って,例題や登場者は異なるものの,管理的側面を補完するような内容と思っていただいても構わないと思います。(もっとも,補完することを意図して書いてはいないので,合わない部分は当然あるのですが)
中にはマインドマップ本を読んで「よし,このプロセスベースでの作業段取りを作って導入してみよう!」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。そういった方には一読いただければと思います。また,一読したうえで,再度マインドマップから始めるソフトウェアテストを読んでいただけると新たな発見にであるのではないかと思います。
■おわりに
今回は(直接的ではないですが)関連したり,補完したりする記事を紹介しました。共通するのは「テスト技法」などテクニックに注目するのではなく,作業や段取り,心構えといったことに注目しているということです。テストという仕事をうまくこなせるようになるためにはどういった仕事のやり方をすればよいのだろうという問題意識をもってお読みいただくと,記事の意図が伝わりやすいかなぁと思います。