マインドマップそのものの学習について

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「マインドマップから始めるソフトウェアテストAdvent Calendar 2015」 の16日目です。

ソフトウェアテストに関する書籍「マインドマップから始めるソフトウェアテスト(2007年発行)」をテーマにしたカレンダーです。発行された2007本書ですが,当日のいろいろを振り返りつつ、ポイント紹介や補足をしていきます。・一人企画なので無理せずゆるくやります・仕事の関係で記事の公開が前後することがあります・今後読書したい方や勉強会したい方を意識して書くようにします

これまでの記事ではマインドマップについてはあまり言及してきませんでした。ですが,ソフトウェアテストにマインドマップを活用する場合,当然ながらマインドマップに習熟すると効果が高まります。そこで今回はマインドマップの学習について描いてみようと思います。

※ご注意:本Advent Calendar はあくまで池田の個人企画です。

■マインドマップは単なるツリー図ではない

ソフトウェアテストに関する勉強会などに参加するとマインドマップを使うこと自体はもはや当たり前の状況になっていますが,マインドマップをマインドマップとして利用できていない方をちらほらと見かけます。当たり前のことですが,マインドマップはツリー図ではありませんし連関図でもありませんから,そのように使うのは不適です。またツリー図や連関図として使っている場合,そのほとんどがあまりテスト観点を発想できていません。無意識的に情報の整理に思考が誘導されているからだろうと想像します。

■マインドマップを学ぶためには

マインドマップを学ぶためには多くの手段があると思いますが,筆者としては「公式トレーナーによるトレーニング」もしくは「公式トレーナーによるorおすすめする書籍」を押します。マインドマップを学ぶというのは思考のコントロール方法を学ぶということでもあります(筆者の理解では)。そのためにルールが決められいます。ですから,コミュニティの勉強会でよく見かける「描き方先行で教える」というスタイルは,単にツリー図チックな見栄えの物を勉強するに過ぎず,発想や記憶といったマインドマップがフォローしようとしている要素が抜け落ちてしまいます。マインドマップから始めるソフトウェアテストでは,その思考の出し方の一端でも伝わるようにとステップ・バイ・ステップを意識しています。そういったわけで,マインドマップを学ぶ際は,「脳科学と思考学,それと合わせての描き方」というところを意識すると良いでしょう。そうすると,ツリー図もどきからは脱却することが可能になると思います。

■公式トレーナーによるトレーニング

これまで特に書かなかったのですが,筆者はマインドマップの公式トレーニングを受けています。トレーニングを受ける前は書籍ベースでの学習と実戦の積み重ねによって学んでいましたが,その手法を産みだした人がどういった考えやコンテキストを持っていたのかを知れるということがとても重要であると考えています。ですのでもしトレーニングを受ける場合には「マインドマップというツールの意図や背景を学ぶ」という意識で参加するとより有益になると思います。またそれを知るとルールの使い方ががらりと変わります。きっと演習によりそれが実感できると思います。特にメインテーマ/セントラルイメージについての認識ががらりとかわることでしょう。

公式トレーナーによるトレーニングを受講したい場合には次のサイトから調べてみると良いでしょう。

※ちなみに筆者はまつかつさん(松岡克政さん)のトレーニングを受けさせていただきました。また,某社研修にてコラボレーションさせていただきました。

■書籍ベースでの学習

マインドマップから始めるソフトウェアテストでのマインドマップの解説はこの8年で状況が変わっている部分もあると考えています。ですので書籍ベースで学ぶ場合は近年発行されたマインド マップ専門の書籍を参照していただくのが良いと思います。当時はウィリアム・リード氏による著書くらいしか参照できる書籍がなかったのですが,今はト ニー・ブザン氏や公式トレーナー諸氏による書籍を参照することができます。書籍は様々ですので,書店で読み比べて自分に合いそうな物を選択すれば良いでしょう。ですが,その前にimaindmap.comのページとページに掲載されているThinkBuzanによる無料テキストを参照してみることをおすすめします。

マインドマップ作成ソフトiMindmapについて学び。仕様や価格などに関する詳細情報

テキストは英語ですが,優しく描かれていますのでチャレンジしてみると良いのではないかと思います。

また,個人的に押しておきたいのが次の本です。

ノート術としてのマインドマップの活用に力点が置かれていますが,豊富なイラストと例により,実際にどう使うのかイメージしやすくなります。マインドマップはどれだけ描いた&見たかが上達に影響してくると感じていますが,後者についても有益であると思います。

■マインドマップはライセンスがある

マインドマップはソフトウェアテストの作業においては発想ツールとして特に威力を発揮します。また描き方そのものも簡単に思えます。ですので,気軽に周りに教えたくなります。それ自体はいいのですが,少し注意が必要だと思います。

時折セミナーや勉強会でマインドマップを教えているものがありますが,書籍など世の中の公知の情報を使って無償で行うものはよいのでしょうが,教えることで対価を得る場合は話が変わってきます。筆者は関係者ではないので正確なところはThinkBuzanのサイトを参照していただくとして,現在はThinkBuzanの公式トレーナーのライセンスを取らないと企業内や有償によるトレーニングはできません。注意が必要です。

■おわりに

マインドマップはルールだけを見ると3分で理解して書き出すくらいに簡単に思えます。ですが,“ツール”ですのでその意図やコンテキストを理解しておかないとうまく活用できないということが起こります。マインドマップから始めるソフトウェアテストはソフトウェアテストの書籍であって,マインドマップの解説本ではありません。テストに関する記述を理解した後に,マインドマップも合わせて活用したいという事になったら,専門のトレーニングの受講をおすすめします。回し者ではないのですが,自身の実感としてそう思います。

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